パ・リーグ オリックス3―1日本ハム(6日・京セラドーム大阪)

 相手を上回る10安打を放ちながら、わずか1得点で連敗。勝った首位ソフトバンクとは今季最大タイの4ゲーム差となり、マジックを2つ減らされた。

新庄監督は「あんなに走塁ミスしてたら、勝てるもんも勝てないね。あんな簡単な。でもその選手を使っているのは俺だから、俺のミスですね」と珍しくいら立ちを見せた。

 6回1死一、二塁、野村の打球を右翼ポール際で好捕した杉本が素早く二塁へ送球。二塁走者・清宮幸はヘッドスライディングで戻ったが、併殺となった。きわどいタイミングもリクエストを要求しなかった指揮官は「(リクエスト?)ない、アウト、アウト。走塁はセンスですからね。考え方次第。コーチに言ってもらいます」と淡々と語った。

 先発の加藤貴を、3回に連続二塁打を浴びた麦谷、広岡を迎えたところで「広岡くんに打たれてたからね。先頭出したくなかった」と5回1失点、61球でスイッチ。早めの継投で勝利への執念を見せたが実らなかった。

残り19試合で、遠くなる鷹の背中。いよいよ正念場を迎えた。(山口 泰史)

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