◆JERAセ・リーグ 阪神4―1広島(6日・甲子園

 広島は3連敗で、3カード連続の負け越しが決まった。12安打で1得点。

3ゲーム差で追う3位のDeNA、0・5差の中日も敗れたが、CS進出を争う上位との差を詰めることができなかった。

 初回に先制したものの、5回までに8安打で10残塁。3回無死一、二塁からモンテロの遊直が正面を突くと、続く末包の左飛も快音が守備範囲に飛んだ。4回は無死一、二塁で打席が回った投手の常広がバントを決められず、無得点に終わると、直後にモンテロの失策で招いたピンチで同点とされ、6回に勝ち越しを許した。7回と8回は併殺打。9回も先頭の中村奨が12球粘って中前打を放ち、ファビアンも中前打で続いたが、中軸が打ち取られた。

 以下は試合後の新井貴浩監督の一問一答

―先発の常広は粘ったが

「ナイスピッチングだったと思う。よく粘って投げた」

―失策が失点につながった

「(モンテロは)エラーがついたけど、見ていたら、イレギュラーしたように見えた。一塁線でバウンドが変わってるからね、難しいボールだったし。泰(6回2死満塁で失策を犯した佐々木)も勉強だと思うし、また練習するしかないね」

―常広は走者を出してからの投球が課題か

「粘り強く投げていた。相手はいい打線。ゲームをつくったと思う。

泰と一緒で投げながら、経験しながら成長していってもらいたいので」

―3回の好機でモンテロ、末包は芯で捉えたが

「チャンスでそういうのが続いたよね。捉えているんだけど、正面にいってしまうというね」

―12安打を放ったが

「ヒットは出ているけど、チャンスで捉えた打球が正面にいくことがけっこうあった。バットは振れている。奨成も最後、粘りながらいいヒットだった。また、あしたです」

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