◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(6日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 右肩痛のため60日間の負傷者リスト(IL)入りしているドジャース・佐々木朗希投手(23)が9日(日本時間10日)に3Aで5度目のリハビリ登板に臨むことが有力となった。ロバーツ監督が「来週の初めにオクラホマシティー(3A)で登板予定だ。

その後ロサンゼルスで(メジャーの練習に)合流する。期待としては、6回90球を想定している」と明かした。

 指揮官は「前回は5回を投げ切ったので、その次のステップだ」とし、「一番大事なのは内容。球速や制球力を上げて、しっかり投げること。チームは今、プレーオフ争いの中にいるので、(メジャー昇格を勝ち取るには)彼自身もレベルを上げていかないと」と結果を求めた。

 5月から右肩痛のため負傷者リスト(IL)入りしている朗希は前日2日(同3日)に3Aで4度目のリハビリ登板。敵地・シュガーランド戦に先発したが、初回に2ランを2発被弾するなど一挙4失点した。2回以降は立ち直って5回69球を投げて3安打4失点、3四死球2奪三振でマイナー防御率は7・07となった。最速96・9マイル(約155・9キロ)だった。

 3日(同4日)には指揮官が朗希の今後に関して言及。「才能は間違いなくあるのに、内容が伴っていない。もっと球の質が上がる必要があるし、3Aの打者相手ならもっと抑えられるはず。

メジャーで投げるためには圧倒的な内容が必要だけど、そこには到達していないのが現状だと思う」と今季中のメジャー昇格には消極的だった。

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