◆ボーイズリーグ◇ドリスポカップ争奪第13回秋季北海道大会 最終日▽決勝 札幌9-4札幌豊平(6日・札幌円山球場)

 決勝と3位決定戦が行われた。決勝は札幌ボーイズが札幌豊平ボーイズを9―4で破り、2018年のリーグ参入後、全大会を通じて初の優勝を飾った。

21年には部員不足で参戦を断念したが、昨年11月に専用球場の隣に室内練習場が完成するなど、ハード面が強化。スタッフと選手が意見を交わし合い、自主性も力にし、“実質7年目”で初のタイトルをつかみ取った。

 笑顔があふれた。札幌ボーイズとして手にした初の栄冠。1年間の“休部”期間を乗り越え、“7年目”にして優勝の称号をつかんだ。2―2の3回に決勝の中前適時打を放った西村優晴主将(2年)は「やってきたことがようやく報われた」とほほ笑んだ。

 初めて臨む決勝の舞台で、1回に2点を先制されたが、いきなりのビハインドにも動じなかった。大川原武志監督(43)は「練習から自分の仕事は何かと考えさせて、それをフィードバックさせ、話し合ってきた」と状況に応じた判断力を養ってきた。その裏に1死から沢江瞭輔一塁手(2年)が遊撃への内野安打で出塁後に二盗、三盗。同点に追いつく口火を切った2番打者は「考えてプレーすることは心がけてきたので」と、取り組みが形になったことに胸を張った。

 北広島市内にある専用球場横に昨年11月、室内練習場とブルペンができた。昨春までの室内練習場は札幌市内から離れており、急な天候の変化に対応できなかった。

課題が一つ解消され、大川原監督は「すごくいい環境になったのは大きい」とうなずいた。全体練習後の個人メニューにも専念でき、力を伸ばしてきた。

 3年生が引退し、新チーム最初の大会でVと最高のスタートも、浮かれてはいない。沢江は「初回と5回の2失点が、まだまだ突き詰めていかなきゃいけないということの証し。練習からしっかりやっていきたい」と表情を引き締めた。更に強くなるべく、初優勝を糧としていく。(砂田 秀人)

 〇…旭川大雪ボーイズは3位決定戦で札幌北広島ボーイズに8-5。8月のジャイアンツカップで準優勝したメンバーから一新して臨んだ。2年ぶりの優勝はならなかったが、0―5の5回に小林謙心一塁手(2年)の走者一掃となる左越え三塁打などで一挙5得点。逆転勝ちで2年連続の3位となった。6回に決勝の右前適時打を放った二瓶結登主将(2年)は「プレッシャーはあるが、先輩方のようにチームワークがあり、泥くさくても打ち勝てるチームを目指したい」と今後への意欲を口にした。

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