◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(6日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が6日(日本時間7日)、敵地・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。2点リードで迎えた7回無死一塁の第4打席は元ヤクルトのスアレスに左直に打ち取られた。

初球の93・2マイル(約150キロ)直球を捉えたが、野手の正面だった。

 オリオールズ先発は左腕ロジャーズ。今季14試合で8勝2敗、防御率1・39(前日終了時点)と絶好調の相手だった。大谷はエンゼルス時代の22年に対戦し、3打数1安打で2打点、1三振。ベーブ・ルース生誕の地、ボルティモアでは過去4本のアーチを放っており、4試合ぶりとなる47号で、6回までノーヒットノーランを継続中の先発の山本由伸投手(27)をさらに援護したいところだ。

 試合前にはカル・リプケン氏(現オリオールズ共同オーナー)がメジャー記録の2131試合連続出場を達成してから30周年の記念式典が行われた。大谷はまだ興奮に包まれていた初回先頭の第1打席で右前打を放ち、3試合ぶりのヒットをマーク。0―0の3回1死二、三塁で迎えた第2打席は遊ゴロに倒れるも、その間に三塁走者が先制の生還を果たし、大谷は4戦ぶりの打点となった。5回1死二、三塁の第3打席は空振り三振に倒れた。

 大谷は5日(同6日)のオリオールズ戦に二刀流出場した。当初は3日(同4日)の敵地・パイレーツ戦に登板予定だったが、体調不良のため回避。8日(同9日)の本拠地・ロッキーズ戦で登板することが発表されていたが、5日に先発するはずだったグラスノーが背中の張りを訴えて登板を回避した。

そこで試合開始5時間ほど前の現地午後2時頃に大谷に首脳陣から打診があり、快諾する形で二刀流が実現した。

 登板前のルーチンをこなせない中、投手としては3回2/3を3安打無失点5奪三振の熱投。直球はメジャー最速に迫る101・5マイル(約163・3キロ)、今季最速の平均99・7マイル(約160・5キロ)だった。しかし、打者としては3打数無安打1四球と2戦連続ノーヒットとなっていた。

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