◆米大リーグ オリオールズ4x―3ドジャース(6日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 元ヤクルトでオリオールズのアルバート・スアレス投手が0―2の7回から3番手で救援登板。3イニングを投げ、2安打1失点1三振1四球1暴投。

ノーノー敗戦目前からの大逆転が起き、昨年9月29日のツインズ戦以来となる今季初勝利が転がりこんだ。

 ジャイアンツ時代の2017年以来となるドジャーズ戦の登板。「9回は、ダグアウトでみていた。同点になって(延長戦も)行けと言われたら準備はできていたよ。この勝利はとても意義深い。カル・リプケン・ジュニアの(2131連続試合出場30周年記念)の式典もあった中で、こんな逆転劇で勝利できるなんて、本当に特別だ」

 ド軍・大谷との初対決は、2打数無安打に抑えた。「彼はストライクを振ってくるので、自分としては、弱い打球を打たせるボールをしっかり投げきることが大事だと思っていた」。7回1死での打席は1球で左直に打ち取り、9回の2度目の対戦では、カウント2―2から高めの直球で思い通りに二ゴロに仕留め、「彼にスイングして欲しい場所に投げることができた」と胸を張った。

 今季は右肩痛で、3月28日のブルージェイズ戦で1試合投げた後、負傷者リスト入り。135試合を欠場したが、今月戦列復帰し、この日が復帰2戦目だった。

 2019年から3年在籍したヤクルトを退団し、韓国球界を経てメジャーに復帰したが、今でも古巣の情報通。「アオキ(青木宣親)さんがGM(補佐)なんですね。

頭のいい人だから、きっとうまくやると思うよ」。日本人メディアに「オツカレサマデシタ」と挨拶し、笑顔をみせた。

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