◆JERA セ・リーグ 中日―巨人(7日・バンテリンドーム)

 巨人・先発の横川凱投手は5回途中2失点で降板し、今季2勝目はならなかった。81球を投げ6安打2三振、3四球の内容だった。

 幸先よく初回に先取点を奪ってもらいマウンドに立った横川は、1回、3回と先頭を安打で出塁し走者を背負ったが無失点で切り抜けた。しかし4回、細川への初球、直球が高めに入り左翼席へ運ばれ同点に追いつかれた。2、4回にいずれも送りバントを失敗し、追加点のチャンスを広げられないことが響いた。

 5回にバッテリーを組む岸田が、この日2本目の適時打で勝ち越し。さらに2死満塁から吉川尚輝が2点二塁打を放ち、3点のリードとなった。

 ところが直後の攻撃で、中日・松葉の代打、辻本のセンターへの飛球をキャベッジが取れず二塁打に。1番ブライトに四球を与え、一塁へのセーフティーバント試みた田中はセーフの判定で、リプレー検証の結果も判定は変わらず無死満塁の大ピンチ。岡林にフルカウントから押し出しの四球を与えたところで、ベンチから阿部監督が出てきて交代を告げた。

 横川は「イニングの途中でマウンドを降りて申し訳ない気持ちです。船迫さんに感謝します。次は自分が助けられるように頑張ります」とコメント。

 内海コーチは「自分の持ち味を出したピッチングが落ち着いてできている。

回の先頭をしっかり取って、リズム良く、1イニングでも長く投げて欲しいね」と話していたが、無念の降板となった。

編集部おすすめ