秋華賞トライアルの第43回ローズステークス・G2(3着まで優先出走権)は、9月14日、阪神競馬場の芝1800メートルで行われる。

 ここはオークス馬のカムニャック(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)の実績が抜けている。

フローラS、オークスを快勝。1週前追い切りも迫力十分で発揮できる仕上がりだ。好発進を期待したい。

 オークスで3着だったタガノアビー(牝3歳、栗東・千田輝彦厩舎、父アニマルキングダム)は2勝クラスの前走で2着と勝ち切れなかったが、スローペースに泣いた。ここまでの7戦中、6戦で上がり最速の決め手は脅威だ。

 パラディレーヌ(牝3歳、栗東・千田輝彦厩舎、父キズナ)はオークスで4着。母系から2400メートルは長いかと思われたが、能力の高さで対応した。1800メートルは重賞2着(フラワーC)の実績がある距離で、チャンスは十分にある。

 別路線組では、ミッキージュエリー(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎、父エピファネイア)に注目。現在3連勝中で、前走の北海ハンデキャップも3馬身半差の圧勝だった。スピードはここでも上位で、相手強化でも侮れない。

 NHKマイルCでタイム差なし3着だったチェルビアット(牝3歳、栗東・高野友和厩舎、父ロードカナロア)は1800メートルへの対応がカギになるが、G1で牡馬を相手に好走した能力は軽視できない。

編集部おすすめ