秋華賞トライアルのローズS・G2(9月14日、阪神競馬場・芝1800メートル、良)は、1番人気で今年のオークス馬カムニャック(栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)が3連勝で重賞3勝目。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が14日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)でレース分析を投稿した。

 1番人気で見事勝利をつかんだカムニャックにアンカツ氏は「一番強い馬が一番いいレースしとる」と指摘。続けて「1800mのハイペースでも行きたがるくらいの前進気勢で絶好調。ガスも抜けて秋華賞は盤石やね」と本番の秋華賞(10月19日)でも“確勝”級の評価を与えた。

 さらに注目したのは、キャリア2戦で3着に食い込んだ10番人気のセナスタイル。4コーナーでは15番手の絶望的な位置取りだったが、上がり最速34秒0鋭い末脚を繰り出し、狭い馬群を割ってきた。「あと面白いのはセナスタイル。(岩田)康誠がペースを読んで権利狙い。流石にこの血統のことはよう分かっとる。距離延びてこそやろし、厩舎もG1で仕上げるからな」と秋華賞でも軽視できないと分析している。

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