◆JERAセ・リーグ 阪神―中日(14日・甲子園

 今季限りで現役を引退する中日・中田翔内野手がチームに同行し、試合前にフリー打撃を行った。13日の広島戦で地元のマツダスタジアムを訪れたのと同じように、甲子園のファンにもあいさつ。

打撃を終えると、大型ビジョンに「18年間お疲れ様でした」と文字が映し出され、ファンの拍手に包まれた。

 大阪桐蔭高時代から輝いた場所。1年夏から本塁打を放ち、投手としても活躍した。「高校1年の時に、ここで中田翔という名前をみなさんに知ってもらった。特別な場所です」と感慨深く回想。「甲子園って、こんなに大きかったっけ? 今まで広いと感じたことはなかった。力が衰えたということ」と苦笑いした。

 練習後にはベンチ裏にサプライズゲストが登場。日本ハム時代の先輩で、阪神OBでもある糸井嘉男氏が個人的に花束を贈った。初めて打点王に輝いた14年は糸井氏が首位打者、31盗塁でチャンスメイク。「俺のおかげで打点王を取れたんやで」などと思い出話が弾んだ。

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