◆ラグザスpresents 第32回WBSC U―18野球ワールドカップ ▽決勝 米国2―0日本(14日・沖縄セルラー那覇)

 決勝が行われ、日本代表は米国代表に敗れて、2023年に続く世界一連覇とはならなかった。

 0―2の7回2死、横山悠捕手(山梨学院)が右飛に倒れ、試合終了。

ナインは、米国の選手らがマウンドに集まり水を掛け合って喜ぶ姿を、ベンチから悔しそうな表情で見つめた。その後、米国代表と握手を交わすと、阿部葉太主将(横浜)がマウンドへ。米国代表が残していったペットボトルを拾うと、続くように中野大虎投手(大阪桐蔭)らほかの選手たちも拾い集めた。「日本らしく。自分の後ろの選手から、『ゴミを拾おう』と声があって、みんなで拾いました」と阿部。

 この選手らの行動に、小倉全由監督も「ペットボトルをみんなで拾えるなんてね。正直言って、自分があの立場だったらできたかなと。今の選手、偉いなと思いました」とたたえた。

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