大相撲秋場所9日目(22日、東京・両国国技館)

 西前頭6枚目・草野(伊勢ケ浜)が西同8枚目・金峰山(木瀬)を破り、5勝目を挙げた。立ち合いからもろ手で突き放されたが、踏み込んで右を差して土俵外に運んだ。

金峰山は日大の3学年先輩。「大相撲に入ってからもいろいろ話しかけてくださった」。初参加した夏巡業では四股や声出しの大切さなど、巡業中の過ごし方を教わった先輩から、初対戦で恩返しの白星となった。

 先場所は新入幕で11勝をマークしたが、番付を大きく上げた今場所は初日から2連敗を喫するなど、苦しんだ。だが、中日で星を五分に戻し、3連勝で5勝4敗。初めて白星を先行させ「やっとですね。この3連勝を無駄にしないように、明日の大栄翔関にもしっかり当たっていきたい」と気持ちを高めた。

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