大相撲秋場所9日目(22日、東京・両国国技館)

 幕内・正代(時津風)が6連勝で1敗を守った。同・翔猿(追手風)の腕を手繰って、右をのぞかせると押し出し。

土俵下まで吹っ飛ばした。支度部屋では「翔猿、大丈夫でしたか?」と報道陣に確認するほど無我夢中だった。

 先場所は5場所ぶりの勝ち越しだった。元大関は「勝ち越したかった。土俵際、何をされるかわからないので心の余裕はなかった」と振り返った。全勝の横綱・豊昇龍(立浪)とは1差で、20年秋場所以来の優勝の期待がかかることについては「優勝争いは意識したくない。意識すると自分の相撲が取れなくなる」と話した。

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