阪神・藤川球児監督(45)が25日、伊原陵人投手(25)を28日の中日戦(甲子園)に先発させる方針を明かした。相手の先発は同じドラフト1位で8月7日に投げ合い、プロ初勝利を献上した金丸の見込み。
この日、甲子園で全体練習に参加した左腕は直近4試合の中継ぎを含め、27試合で5勝7敗、防御率2・34。新人王争いのライバルには41試合で防御率1・12、24ホールドを挙げている荘司(ヤクルト)もいるだけに、白星は不可欠だ。
藤川監督は「1年間頑張り続けた新人は伊原が一番じゃないかな。(順位が)1位で勝たせなければいけない中で、戦い続けた。全然プレッシャーが違う」と数字以上の貢献度を強調した。熱い思いを受け取った虎のドラ1が、親心に応える番だ。(中野 雄太)