◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(25日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が25日(日本時間26日)、山本由伸投手(27)が先発し、地区優勝へのマジックを「1」として王手をかけた敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2点をリードした2回1死満塁の2打席目は空振り三振に倒れた。
ダイヤモンドバックスはブルペンデーで、先発は左腕のビークス。
ドジャースは2回にフリーマン、パヘスの2者連続本塁打で2点を先取。1死満塁で大谷は2打席目に立ったが、2番手右腕・クリスマットの前に空振り三振に倒れた。だが、続くベッツが左前へ2点適時打。2回表終了時点で4点のリードを奪った。
マジック対象のパドレスがこの日は試合がないため、勝てばこの日優勝が決まり、負ければあす26日(同27日)からの敵地・マリナーズ3連戦に持ち越される一戦。前日24日(同25日)には、大谷と本塁打王を争うシュワバー(フィリーズ)が56、57号と2本塁打を放ち、3試合連続本塁打なしで53発の大谷とは3本差になった。
前日24日(同25日)は飛距離420フィート(約128メートル)の中堅フェンス直撃の三塁打で、本塁打まではあとひと伸び足りず、データサイト「Baseball Savant」によると30球団の本拠地のうち、28球場であれば本塁打という当たりだったが、54号は幻となった。大谷とシュワバーはともに残りはこの日を含めて4試合。2001~03年のアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)以来となる3年連続本塁打王へ、大谷は厳しい立場になったが、4試合ぶりのアーチで、まずは昨季樹立した自己最多54本塁打に並ぶことが期待されている。