◆米大リーグ レッドソックス1―2タイガース(27日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手が、4年ぶりプレーオフ進出を決めた翌日の27日(日本時間28日)、本拠地でのタイガース戦に「4番・左翼」で先発。第2打席でメジャー自己最速打球速度となる112・4マイル(181キロ)の痛烈な二直を放ったが、4打数無安打。
吉田のバットが火を吹いた。第2打席。低めの直球を捉えた打球は、不運にも二塁手の正面を突いたが、メジャー1年目の4月24日に、オリオールズのクレマーから記録した112・3マイルをわずかに更新。今季199打席目、メジャー通算1200打席目で、最も強い打球を放った。今月に入り、今季の最速打球を3度更新した。
コーラ監督に前日「ここに来て、本来の試合前ルーチンがようやく出来るようになった」と明かされていた吉田。第1打席は、外角のチェンジアップを空振り三振。前日まで渡米後最長となる10試合連続無三振は、11試合ぶりに途切れたが、きょう28日の公式戦最終戦では、プレーオフへの手応えを得たいところだ。この日は、主力のデュラン、ブレグマン、ストーリーが休養を与えられた一方、吉田は外野手として先発。今季外野守備につくのは6試合目。左翼での先発は8月19日のヤンキース戦以来4試合目となった。
試合は1―2で敗れ、コーラ監督の兄、ジョーイ・コーラ三塁コーチが所属するタイガースのプレーオフ進出が決定。「さっきママにテキストした。兄弟でプレーオフに行けて嬉しい」とコーラ監督。レ軍は28日(同29日)の公式戦最終戦の結果に関わらず、30日開幕のワイルドカードシリーズは敵地開催が決定している。