◆第60回京都大賞典・G2(10月5日、京都競馬場・芝2400メートル=1着馬に天皇賞・秋の優先出走権)
ボルドグフーシュ(牡6歳、栗東・宮本博厩舎、父スクリーンヒーロー)が復活ののろしを上げる。イクイノックス、ドウデュースなどと同じ“最強世代”。
「脚元の不安もなく攻めることもできています。休む前と同じような調教ができていますね」と河村助手。大阪杯8着、宝塚記念10着に終わった今春を振り返り「スムーズさに欠けるようなところもありました」と不完全燃焼だった様子。春2戦のG1は、阪神内回りコースで行われ、跳びの大きなフットワークで、器用さに欠ける面のあるこの馬にはコース形態も合わなかった印象だ。
スタミナは豊富で前走から1ハロンの距離延長はプラス材料。直線の長い京都外回りコースに替わるのも歓迎だ。淀名物の下り坂から加速し、最後の直線で末脚をさく裂させる。