◆米大リーグ ヤンキース4―11エンゼルス(16日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ヤンキースのA・ジャッジ外野手(33)、エンゼルスのM・トラウト外野手(34)が16日(日本時間17日)、歴史に名を刻む“史上最高の打ち合い”を見せた。

 まずはジャッジだ。

「2番・右翼」で先発出場すると、初回1死で迎えた第1打席で2試合連発となる8号ソロ。左腕スーターの88・9マイル(約143・1キロ)直球を打球速度105・1マイル(約169・1キロ)、角度32度、飛距離410フィート(約125メートル)で左中間席に運んだ。今カードは13日(同14日)の初戦で5号2ラン、6号ソロと今季初の1試合2発。2戦目は4打数1安打で一発は出なかったが、その後2試合連続でアーチをかけた。8本塁打は現時点でリーグ単独トップに躍り出た。

 対するトラウトは「2番・DH」で先発出場し、7回にリーグ2位タイの7号ソロ。右腕チビイの89・7マイル(約144・4キロ)チェンジアップをすくい上げると、打球速度114・6マイル(約184・4キロ)、角度31度、飛距離446フィート(約135・9メートル)の特大アーチが左翼席に着弾した。22年に7試合連発して以来の4試合連発。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、現在のヤンキースタジアムでビジター選手による4戦連発は史上初の快挙だ。今季のトラウトは開幕から2試合連続アーチの好発進。しかし、その後は出場13試合ノーアーチが続いていた。それでも、今カード初戦となる13日(同14日)のヤンキース戦で3号2ラン、4号2ランと今季初、通算31度目の1試合2発をマークし、再び上昇気流に乗っていた。

 23年WBC米国代表で主将を務めたトラウトと、26年WBC米国代表主将のジャッジ。2人はこれまで3度のア・リーグMVPに輝いたことがあるMLBを代表するスラッガーだ。今回の4連戦ではジャッジが4発、トラウトが5発。同記者によると、複数回のMVP経験者が同一カードで3本塁打以上を打ち合ったのは史上2度目。1962年のM・マントル、R・マリス(ともにヤンキース)以来で、互いが敵チームの選手としては初めてのことだった。

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