▽第33節 ブライトン2(1―11―1)トットナム 点【ブ】三笘、ルター【ト】ポロ、シモンズ
ブライトンの日本代表MF三笘薫はトットナム戦で前半20分から出場し、0―1の同アディショナルタイムに今季3点目を決めた。「BIG6」と呼ばれるプレミアリーグの強豪6クラブ(マンチェスターC、マンチェスターU、チェルシー、アーセナル、リバプール、トットナム)の全てからゴールを記録した初の日本人選手となった。
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三笘にとって“激動”の一日となった。前半20分、味方の負傷者発生を受けてピッチに立つと、同アディショナルタイムに見せ場が訪れた。右からの浮き球に利き足とは逆の左を合わせ、鮮烈なボレーシュートを突き刺した。丁寧かつ豪快なゴールが決まったことを確認すると、そのまま駆け出し、ピッチに膝から滑って歓喜に浸った。
今季3得点目は、日本人初となる偉業達成のゴールにもなった。公式戦でプレミアリーグの強豪「BIG6」の6クラブ全てからゴールを記録した初の日本人選手となり、自身2度目のW杯開幕まで2か月を切った中、強豪相手にも輝く技術の高さ、メンタルの強さを示した。
しかし、アクシデントにも見舞われた。後半30分、足を気にする様子を見せながらピッチ上に座り込み、ベンチにプレー続行不可能の意思表示。そのままベンチへと退き、途中出場からの途中交代となってしまった。試合も2―2の引き分けに終わった。
ヒュルツェラー監督は三笘の圧巻のゴールについて「まるでファンバステンのようだった」と元オランダ代表のストライカーが1988年欧州選手権決勝でマークした伝説のゴールになぞらえ、賛辞を贈った一方で、負傷状況については「分からない」と語り、部位や症状についても明言を避けた。三笘も取材に応じなかった。
試合後は、元指揮官で現在はトットナムを率いるデゼルビ監督に歩み寄って抱擁をかわすなど、問題なく歩行していただけに、重傷は避けられた模様。しかしここ数年は腰の負傷などの影響で離脱が相次ぎ、日本代表活動への参加も限定的だっただけに、日本が世界に誇るドリブラーの状態が懸念される。
◆ファンバステンの伝説ボレー オランダを代表するストライカーが、88年欧州選手権決勝のソビエト連邦(当時)戦で見せたゴール。後半9分、左サイドからの滞空時間の長いクロスに、右サイドタッチライン際に走り込み、右足でシュート。角度のない場所から的確にミートされたシュートは、ドライブがかかった軌道で相手GKの頭上を抜き、ゴール左隅に突き刺さった。2―0で勝利したオランダは初優勝。ファンバステンはこの大会で5ゴールを挙げ、得点王に輝いた。
◆ビッグ6 英・プレミアリーグのマンチェスターU、マンチェスターC、チェルシー、リバプール、アーセナル、トットナムを指す。1992年のリーグ発足後、高い実力、資金力、人気を持つ6クラブで、英メディアがつけ世界に広がった。

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