スノーボード男子ビッグエアで2月のミラノ・コルティナ五輪の日本選手団第1号金メダルに輝いた木村葵来(きら、ムラサキスポーツ)は22日、都内で契約するヨネックスの祝賀会に出席した。飛躍のシーズンを振り返り「競技に熱を持って練習できたし、この1年は本当に楽しかったなと思います」と充実顔だ。

 五輪で一躍ヒーローになった後は、テレビなどメディアに引っ張りだこ。多忙な日々を送るが「粗品さんと絡めましたし、(踊る!)さんま御殿!!に出させていただいたので、さんまさんともお話できて、すごく楽しかったです」。慣れないフィールドでも前向きに過ごしているのは競技を思う心からだ。「少しでもスノーボードに興味を持ってくれる人が増えたらいいと思っています」と見据えた。

 先シーズンは五輪に集中するために中京大を休学し、競技に専念してきた。大舞台を終え、4月から3年生に復学。5月からは来季に向けたトレーニングも開始し、両立を図る。「昨季は五輪で使う19(横5回転半)や18(5回転)の技を重点的に練習していたので、今年は縦回転も練習したい。来季は世界選手権があり、ビッグエアとスロープスタイルで優勝を狙っている。足りていない部分を磨き上げます」と決意した。

 ドジャースの大谷翔平投手の大ファンで、この日もドジャースのキャップをかぶって登場。「マンシー選手が調子がいい」と五輪前と変わらず、ドジャース戦はチェックする。

金メダリストになっても「いや、普通の一般人です」と笑って首を振った。「機動戦士ガンダムSEED」の主人公キラ・ヤマトが名前の由来。プロになる時に父から「宇宙一になれ」と背中を押された木村。トップ選手の自覚を備え、今後も真っすぐに壮大な夢を追いかける。(宮下 京香)

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