◆JERAセ・リーグ 中日5―2ヤクルト(25日・バンテリンドーム)

 中日の板山祐太郎内野手が、自身初のグランドスラムを放った。

 2回1死満塁。

ヤクルト・小川の140キロ直球を強振して、右翼席中段にたたき込んだ。初球を捉えた豪快な2号の満塁弾で先制点を呼び込んだ。2番でスタメン出場した24日の同カードでは、3打数無安打に終わっていただけに、「昨日の悔しさをぶつけた。自分がやってやるっていう気持ちだった」と、安どの笑み。お立ち台では、「息子の前で、いい姿を見せられたかな」と、スタンドを見上げた。

 子どもたちが何よりの原動力。今春のキャンプから、あごひげを生やして“イメチェン”した。「キャンプ中に、ひげをそるのが面倒だったから、伸ばしていたけど、息子が『ひげ、かっこいい』って言ってくれて。うれしくて、伸ばしている」と、にんまり笑った。

 これまで授業参観や、運動会に足を運べたことはほとんどない。それでも、自身が打てば、幼稚園でパパの活躍をうれしそうに話しているという。この日、一番の大歓声を浴びながら、ダイヤモンドを一周したパパは、息子にとって最高のヒーローに映ったはずだ。

 チームは土、日曜に初白星をマークし、4月2日の巨人戦と3日のヤクルト戦以来、22日ぶりの2連勝。今季9カード目で初の勝ち越しを決めた。この日の立役者は「チームがこういう状況の中で、目の前の試合を勝とうという中で、(一発で)4点をとれたのはうれしかった。ここから、この流れに乗ってやっていきたい」と、巻き返しを誓った。

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