◆JERAセ・リーグ DeNA2―7巨人(25日・横浜)

 小浜佑斗内野手(24)は打球が右翼手の頭を越えると二塁ベース上で屈託ない笑顔を浮かべた。2―0の3回。

1点を加えてなお1死満塁。DeNAの先発・片山の直球を振り切って、右翼線への2点二塁打だ。プロ初打点にルーキーは「満塁でしたし、変化球もあまり定まっていなかったので真っすぐに絞った。なんとか外野まで、という気持ちだったのでよかったです」とはにかんだ。

 先輩の背中を追いながらチャンスをものにする。21日の中日戦(長野)では試合前練習中に打撃が直撃し、出場選手登録を抹消された泉口の代役として「6番・遊撃」でプロ初スタメン初安打をマーク。そしてこの日は「8番・遊撃」で、プロ初打点と順調に階段を上っている。

 泉口とは春季キャンプから休養日に一緒に自主練習を行うなど多くを学んできた。「タイミングの取り方とか、去年巨人で一番打っている打者なので、こういうチャンスしかない」と積極的に質問。ただ一方で「憧れているだけではダメだと思うので、いずれは超えていけるように頑張りたい」と心の中は燃えていた。

 ドラフト5位の小浜を含め新人5選手が4月中にデビューするなどチームに新たな風を吹かせている。「イズさん(泉口)がいないのはチームにとってはマイナスだけど出られるチャンスがある。

イズさんが帰ってきても勝負できるような状態をつくっていけば、チームとしてもいい」と、お世話になった先輩への恩返しを誓う。この日は同じポジションの石塚も下半身のコンディション不良で欠場。「出られている時にしっかりと結果を出せるように継続してやっていきたい」と背番号33。フレッシュに、そしてガムシャラに結果を追い求めていく。(水上 智恵)

 ◆小浜 佑斗(こはま・ゆうと)2001年10月5日、沖縄・宜野湾市生まれ。24歳。嘉数中時代は宜野湾ポニーズでプレー。中部商、沖縄電力を経て25年ドラフト5位で巨人入団。180センチ、86キロ。右投右打。背番号33。特技は指笛。

今季年俸は1000万円。

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