大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が1日、東京・両国国技館の本土俵で行われた。一般にも公開され、約5500人が見守った。

 横審の大島理森(ただもり)委員長が稽古総見後に取材に応じ、目についた力士に大関復帰の霧島(音羽山)を挙げた。横綱・豊昇龍(立浪)、大関陣の琴桜(佐渡ケ嶽)、安青錦(安治川)と14番取って10勝と好内容で「非常に体の張りも見ていて良かった。稽古も、あるいは全てにおいて順調に進めておられる感じがしました」と目を細めた。

 また、最多17番と精力的に汗を流した豊昇龍の姿勢も評価。「しっかりと最後まで稽古し、若手の指導もしておられる姿を見て、頑張っていただきたいなと思っております。横綱の広くいう風格の中には若手の指導というのもあるんだろうと思います。そういう姿でぜひ頑張っていただきたい」と期待を込めた。

 一方で左肩を痛めて春巡業を途中離脱した横綱・大の里(二所ノ関)は四股などで調整し、申し合い稽古には加わらなかった。「お顔を見せましたが、土俵に上がらなかった。残念でございます」。苦言を呈した上で、「体調を万全にすることが最も大事な対応ではないかと思っております。体調を万全にし、そして横綱としての責務をしっかりと果たせることを目指して、必死な努力をしていただきたい」と願った。

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