大阪・読売テレビのグループ会社、ytvメディアデザインは、生成AIで映像素材を作成したドラマ「サヨナラ港区」が一般社団法人映像情報メディア学会の顕彰において、技術振興賞コンテンツ技術賞を受賞したと発表した。

 同学会は映像情報メディア分野の研究・技術の発展と普及を目的とする専門学会。

技術振興賞コンテンツ技術賞は、技術的な創意工夫により制作技術の分野に新機軸や顕著な改善をもたらし、その技術を活用してコンテンツの効果を著しく高めた取り組みに贈られるとしている。

 「サヨナラ港区」(昨年9月から読売テレビと「DMMショート」などで放送、配信)は、港区が独裁支配する近未来のトーキョーを舞台に描くSFコメディーで、幼なじみを救うため理不尽な支配に抗う青年の姿を通して、現代社会への風刺とエンターテインメント性を融合させた作品。映像素材は画像・動画生成AIで作成し、脚本・編集・音響制作は従来の制作手法で行い、その過程で生成AI特有の課題に対処しながら作品として成立させるためのノウハウを蓄積した。同社は「本作で得た知見を踏まえ、引き続き、生成AIを安心して活用できる制作環境づくりと革新的な表現に取り組んでまいります」としている。

 【受賞者コメント】

 汐口武史(ytvメディアデザイン)宮城明弘(テンパレード)「様々な批判もある生成AIを、どのようにしてクリエイティブに活用するのか。ただ使うだけでなく、倫理的に問題のない形を模索しました。“動画生成AIの可能性と限界”を探る試みが、このように評価されたことを大変うれしく思います。映像制作の可能性を広げる取り組みをこれからも進めてまいります」

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