2019年に制作した「20dB」をはじめ、2作目「breath」、3作目「空と白と波と母」、4作品目「青と白」の4作品を、短編作品集「唯心」として、6月5~11日までの1週間、アップリンク吉祥寺にて上映することが決定した。

 国内外で50以上の映画祭でノミネート、11の受賞をした短編4作品。

作家の高橋源一郎氏は「母を亡くした娘と妻を亡くした夫。すれ違う、残された父と娘の時間が、繋がる奇跡の瞬間。映画だけが産み出せるその一瞬をいつまでも見ていたいとぼくは思った」とコメント。女優の鶴田真由は「どの作品にも人と人の間に流れる目には見えない『思い』の往来が横たわっていました。人が人を思う気持ちが交差する時、それを鑑賞している私たちの中にもその『思い』が流れ込んできます。そして、國村隼さんという役者の体を通して発せられる言葉は、映像を通し、より複雑な重みを生み出していました。役者の力は偉大だな、と改めて思います。声が語る。体が語る。存在が語る。どれも続きが見たくなる映画です」とアピールした。

 監督・脚本・編集の西山裕之氏は「描かれるのは、特別な出来事ではなく、日常のすぐそばにあるささやかな瞬間。

しかしその中には、言葉にならない感情や、祈りにも似た感覚が確かに息づいています。時代や世代を越えて共有されうる『心の揺らぎ』を描き出す本作が、観る方それぞれにとって、『今、自分にとって何が必要なのか』を見つめ直すきっかけとなることを願っています」と呼びかけた。

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