◆第31回NHKマイルC・G1(5月10日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=5月7日、栗東トレセン

 メンバー唯一の外国産馬ユウファラオ(牡3歳、栗東・森秀行厩舎、父アメリカンファラオ)が前走の再現だ。この日の最終追い切りは坂路を単走で、52秒5―12秒2。

しまいは鋭く伸びて、余力は十分だった。清水亮助手は「乗っている(感覚)以上に時計が出ていたようだし、具合の良さがうかがえる。いい状態で送り出せると思う」と合格点を与えた。

 1週前は松若風馬騎手が騎乗し、馬場が重いなか50秒8―12秒2の好時計。チャーチルダウンズCから継続騎乗となる鞍上は「いい動きだったし、時計が出ていたけど余裕もあった」と好感触を示した。状態は高値安定といえそうだ。

 単勝243・9倍の最低人気だった前走は2着。好発を決めてハナを主張すると、ぴったりと折り合ってスタミナの消費を最小限に抑え、最後まで踏ん張った。松若騎手は「スタートが良かったし、自分のペースでいけた」と3連単164万9150円の波乱を演出した激走を振り返る。

 その鞍上は先週の京都で、2日3Rの14番人気カモメガトンダ(単勝252・9倍)、3日3Rの9番人気レザーアンドレース(同66・5倍)を勝利に導き、天皇賞・春の12番人気ヴェルテンベルク(同208・4倍)で鼻差の2着。ことごとく穴を開けた。「やっぱり流れってあるんでしょうね。

(自身の調子も)悪いとは思っていないですよ」。出来の良さに加えて、波に乗る“穴男”の手綱が非常に不気味に映る。(山本 理貴)

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