バレーボール 大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ決勝第1戦 サントリー3―1大阪ブルテオン(15日、横浜アリーナ)

 2戦先勝方式で争うチャンピオンシップ(CS)決勝が始まり、レギュラーシーズン(RS)1位のサントリーが、2位で初の決勝に進んだ大阪Bを3―1で下して先勝し、CS連覇に王手をかけた。観衆1万211人を集めた横浜アリーナで躍動したサントリーの高橋藍主将は「1試合目の勝利は大きなポイント。

明日へのマインドセットのところでも有利に戦っていけると思います」と声を弾ませた。

 チーム3位の11得点。苦しい場面を救った“藍劇場”だった。2―1の第4セット。14―15の場面でギアがもう一段階上がった。強いサーブで相手守備をはじいてサービスエースを決めて追いつくと、今度はフェイクセット(スパイクを打つふりをしてトスを上げる)でライトのD・ムセルスキーの得点につなげた。エースの奮起でサントリーが一気に流れを引き戻した。

 この日、得点源のムセルスキーが徹底マークにあい、アタック決定率が上がらない中だったが、藍主将は「自分で打つこともできたけど、あれをディマ(ムセルスキー)に託して、ディマが決める。積み上げてきたサントリーのバレーボールで得点を取っていくことが、決勝で優勝することにつながっていくと思っている。自分はディマを信用してディマに託しただけです」と振り返る。ムセルスキーの奮起も促し、チームは勢いを取り戻した。

 23―21の場面では、藍の兄・塁がリリーフサーバーで登場。

第3セットではブレイクにつながらなかったが、今度はサービスエースでマッチポイント。藍は「塁はピンチサーバーという立場で得点を取っている。自分のサーブよりも勝ちが高いものだと思います。これまで塁がエースを取ることで救われたこともあった。塁が入ってくれば何かしてくれる雰囲気も感じられます」と信頼を口にした。

 今季限りで退団が決まっている藍は、この決勝の舞台で「恩返し」を誓っている。宿敵・大阪Bに先勝し、“有終V”まであと1勝。24年5月にサントリーに加入したことで、京都・東山高時代のチームメートになった兄とも一区切り。藍は「さみしさよりも、お互いの道を歩んでいるだけなので。一緒にできる環境は最高に楽しいです」と笑顔で締めくくる。

 ◆チャンピオンシップ 2戦先勝制で行われ、1勝1敗の場合、第3戦を行う。レギュラーシーズン(RS)上位6チームが進み、1位のサントリーと2位の大阪Bはシードで準決勝から登場した。

準々決勝と準決勝はRSで上位チームのホームで行い、準々決勝で4位名古屋が5位広島Tに、3位愛知が6位東京GBにそれぞれ2連勝。準決勝ではサントリーが名古屋に、大阪Bが愛知にそれぞれ2連勝した。決勝は16日も横浜アリーナで実施される。

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