大相撲 ▽夏場所7日目(16日、両国国技館)

 東前頭15枚目・翔猿(追手風)が、“さる対しし”の対決を制した。身長192センチを誇る獅司の強烈なかち上げにもひるまず左差し、右上手を引いた。

休まず上手で振って、最後は出し投げで勝負を決めた。173センチ、135キロの小兵の圧巻の攻めに、館内は大歓声。「自分の相撲が取れた」とうなずいた。7日目を終えて6勝1敗は、新入幕で優勝争いにも加わった20年秋場所以来。「体の調子もいい。よく集中できている」と、手応えを口にした。

 先月24日には34歳を迎えた。ここ1年はけがの影響などで、定位置だった幕内上位から番付を落としている。上位への返り咲きへ、勝ち越し以上を目指していくのかと報道陣から問われると「もちろんそうです」と力強く返答。昨年の10月のロンドン公演では、しこ名から「フライングモンキー」と称され、英でも人気を集めた。世界の相撲ファンからも人気のくせ者が、初夏の土俵をさらに盛り上げる。

編集部おすすめ