バレーボール 大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ決勝最終第3戦 サントリー 0―3 大阪ブルテオン(17日、横浜アリーナ)

 2戦先勝方式で争うチャンピオンシップ(CS)決勝で、レギュラーシーズン(RS)1位のサントリーは2位の大阪Bに0―3で敗れ、準優勝だった。1勝1敗で迎えた最終決戦で宿敵に屈し、1勝2敗で連覇の夢は破れた。

今季限りで退団が決まっている高橋藍主将は“有終V”を飾れず、試合後は大阪Bの西田有志とハグし、号泣した。藍は「悔しかったです。このチームを勝たせたかった。自分自身の未熟な部分があったんだと思います。自分の力不足。もっともっと成長できると思えた試合になりました」と悔しさをにじませた。

 第1セット(S)から自慢の攻撃が思うように決まらず波に乗れない。18―19の場面でムセルスキー、続いて藍がスパイクをミスし、セット終盤に大阪Bに突き放され、先取された。第2Sも相手エース・西田にサービスエースを決められ、いきなり4連続失点。13―18では小野寺太志のスパイクがブロックされ、続いて藍のスパイクも決まらない。相手のスパイクにコート外までボールを拾いに行く執念は見せたが、苦しい流れを断ち切れず、5点差で2Sを連取された。

 後がなくなった第3Sは3―3で西田の強烈なサーブを藍が拾えず、悔しがる。

ブルーに染まった大阪Bのファンの大声援が響いた。藍主将が大きな声でチームを鼓舞するが、勢いに乗った大阪Bを止められず終戦。目標の連覇のタイトルに一歩届かなかった。

 今季限りで退団が決まる藍主将は、ラストマッチに挑んだ。イタリア1部・セリエAのモンツァでプレーオフ準優勝後、2024年5月に国内リーグ初参戦となるサントリーに電撃加入。イタリア時代と比べればブロックの高さは劣るが、レシーブの連携を深めた組織的守備で世界屈指の粘り強いバレーを見せるSVリーグで2季、腕を磨いた。昨季は全日本選手権とCSの2冠を果たした。

 2季目の今季は主将の重責も担った。大阪Bとの開幕戦は黒星発進したが、2戦目から怒とうの29連勝、RSを40勝4敗と圧倒的な強さで初制覇した。上位6チームで争うCSもシードで準決勝から臨み、RS4位で全日本選手権王者の名古屋に2連勝で決勝進出。退団後はポーランド1部・ルブリンへの移籍が浮上している。この決勝の舞台では「恩返し」を誓っていた。

“有終V”にはあと一歩届かなかったが、1万2154人(速報値)の大観衆が集まった前で最後まで全力で戦う雄姿を届けた。

 ◆チャンピオンシップ 2戦先勝制で行われ、1勝1敗の場合、第3戦を行う。レギュラーシーズン(RS)上位6チームが進み、1位のサントリーと2位の大阪Bはシードで準決勝から登場した。準々決勝と準決勝はRSで上位チームのホームで行い、準々決勝で4位名古屋が5位広島Tに、3位愛知が6位東京GBにそれぞれ2連勝。準決勝では1位サントリーが名古屋に、2位大阪Bが愛知にそれぞれ2連勝した。決勝は15日から横浜アリーナで実施された。

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