◆JERAセ・リーグ 巨人1―0DeNA(17日・東京ドーム)

 巨人が5盗塁でDeNA守備陣をかく乱した。16日の試合と合わせて7盗塁。

DeNAは山本がいなくなり、松尾がマスクをかぶる。その弱点をしつこく突いた攻めだった。もちろん点に結びつけられたらベストだったが、今後への布石としては十分だった。

 売り出し中の浦田が3盗塁。質の高いスチールだった。投手というのは、どれだけけん制を入れても、ホームに投げるときはほんのわずかな違いが生まれる。打者と対する真剣さが背中に出たり、リズムが1拍変わったり。浦田はセンスのいい選手だから、それを敏感に捉えて、スタートが切れるようになっているのだろう。2年目ということでプロの水、巨人の野球にも慣れてきたのも大きい。阿部監督の我慢の起用も、彼のよさを引き出している。

 今は持ち前の身体能力で盗塁を重ねているが、もう少し技術も加えられるといい。例えば、スライディングのコースどり。

送球に対して、どこに滑り込めば相手がタッチしづらくなるかという身のこなしも、瞬時のテクニックだ。また、ベースにタッチする足に力強さが出てくると、パッと立ち上がれて審判にいい印象を植え付けられる。こういった細部を磨いていくと、もっと楽勝でセーフになれるはずだよ。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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