元宝塚歌劇月組トップスターの女優・紫吹淳が20日、大阪・梅田のヒルトンプラザイーストで22日に開店する仏インテリアブランド「リーン・ロゼ」の国内7店舗目となる直営店「リーン・ロゼ梅田」のプレオープンイベントに出演。星組時代の1996年に「エリザベート」で暗殺者・ルキーニ役を演じた縁で、今年8年ぶりに上演される同ミュージカルに出演する現役花組生の“ルキーニ”にエールを送った。

 紫吹が腰を下ろしたのは「ロゼプルム」というボルドー色のソファ。自宅には宝塚時代の約30年前に購入したという猫足のソファがあり「茶色のものを購入し、白に塗り替えて、今は黒」と大事に使ってきたが、最近は「飽き飽きしている」という。猫足といえば、過激な減量で体を壊したヒロインが横たわるソファなど、まさに「エリザベート」の世界観だ。

 今年10月17日に宝塚大劇場で開幕する公演に挑む花組生に向け、まず「当時言われたのは『あなたたちはお医者様でも治せない病気まで治してしまうすごい力があるのよ』ということ。本当にその通りだと思うので、今の自分に自信を持って頑張っていただきたいです」とファンを感動させる舞台に期待した。さらに、まだトート(永久輝せあ)と、エリザベート(星空美咲)以外のキャストは未定だが、自身が演じたルキーニ役になる花組生にも、自身の経験からくるアドバイスを送った。

 「トップになる前のルキーニはめちゃくちゃ大変だったんです。私がやっていた頃は東京(宝塚劇場公演)は休演日も1日しかなかったんですね。私、実は免許を持ってるんですけど、ルキーニをやったお稽古中、家に帰れなくなったんですよ。自分の家が分かんなくなっちゃって。30分さまよった経験があって、そこから(今に至るまで)運転してないんですよ。『もう絶対運転できない』と思って。

“ルキーニで運転やめました”っていうくらい大変な役でした。体力も必要なので、皆さんには頑張っていただきたいです」

 2時間半、ほぼ出ずっぱりの狂言回し。稽古の段階から心身の疲労がピークに達し、車を運転する余力すら奪ってしまったというのだ。花組生も戦々恐々としているかもしれない。

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