大相撲夏場所13日目(22日、東京・両国国技館)

 東前頭2枚目・義ノ富士(伊勢ケ浜)は東同11枚目・宇良(木瀬)を押し出し、9連勝でトップと1差の3敗を守った。

 義ノ富士が破竹の9連勝を飾った。

宇良との3敗同士の対決。過去3勝1敗だったが「何をしてくるか分からない」と警戒し、立ち合いで業師の出方を見ながら突き押しで前に出た。左に逃れた相手のはたきも耐え、猛烈な突っ張りで低い姿勢の相手を起こして押し出し。「中に入れさせないか、自分が中に入ろうとしたけど、突っ張りの回転がいい感じだったのでそのままいった」と振り返った。

 2桁白星は11勝した新入幕の昨年名古屋場所以来だが、上位総当たりでは初めて。今場所は両横綱らの休場があったことを踏まえ「上位の方とそんなにやってないので」と謙遜したが、八角理事長(元横綱・北勝海)は「いい相撲じゃないか。上位に慣れてきたということ。このままいってほしい。横綱、大関が出てきても優勝争いをするでしょう」と成長を認めた。

 単独首位の大関・霧島に1差で食らいつき、残り2日。終盤まで優勝争いに加わるのも昨年名古屋場所以来で「久々の感覚。明日も自分の相撲を取って、勝って千秋楽につなげたい」。

24歳のホープが、貪欲に逆転Vを狙っていく。(林 直史)

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