◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル、良)

 第87回オークスは24日、東京競馬場の芝2400メートルで行われ、ジュウリョクピエロに騎乗した今村聖奈騎手(22)=栗東・寺島厩舎=が、JRA女性騎手のクラシック初騎乗でG1初制覇。師匠の寺島良調教師(44)=栗東=にとってもJRA・G1初制覇。

まな弟子とのコンビでのビッグタイトル獲得に感無量の表情だった。

 寺島調教師にとっても開業11年目で初のJRA・G1制覇。まして、まな弟子である今村とつかんだタイトルなのだから、喜びはひとしおだ。「本当にうれしいとしか言いようがないというか、ホッとしているのとうれしいのと…本当にそんな感じです」とかみしめるように言葉を紡いだ。

 レース前に鞍上には「東京得意なクリストフ(ルメール)さんと、人気の松山(弘平)ジョッキーを、ただそれだけを見て行け」とアドバイス。直線入り口を14番手で迎えたときは「スローペースだったのでさすがに届かないかなと思っていました」と不安もよぎったが、馬群を縫って差し切り。「反応が本当に良かったので…。ゴールの瞬間は本当に『すごい、すごい』しか言っていませんでした(笑)」と、はにかみながら歓喜の瞬間を振り返った。

 大仕事を成し遂げた人馬には、さらなる活躍への期待がかかる。日本競馬の夢である仏G1・凱旋門賞(10月4日、パリロンシャン競馬場)にも登録済み。「オーナーと話し合ってですが。馬が走るのは間違いないので、よく考えていきたいと思います」と挑戦の可能性も含ませた。

再び歴史の扉をこじ開ける瞬間が見られる時は、近いかもしれない。

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