プロボクシングの元日本・東洋太平洋ライト級王者で「平成のKOキング」として人気を博したSRSジム・坂本博之会長(55)が29日、東京・後楽園ホールのリング上で、自身が立ち上げた、児童養護施設で暮らす子供たちを支援する「こころの青空基金」の活動を報告した。

 同会長が現役時代に所属していた角海老宝石ジムに所属するWBA世界バンタム級王者・堤聖也(30)、元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以載(38)、同ジム会長の元WBA世界ライト級王者・小堀佑介氏(44)らも、後楽園ホールで募金活動を行った。

 同基金は、2000年に坂本会長がWBA世界ライト級タイトルマッチで畑山隆則と対戦(畑山の10回TKO勝ち)した際にスタート。以来26年、多くのボクサーが児童養護施設を訪問し、子供たちのパンチを受けてグローブとミットをプレゼントする活動を続けてきた。自らも児童養護施設で育った坂本会長は「熱を持って接すれば、熱を持って返ってくる」とこれからも子供たちのために活動を続けていくことを誓った。

 施設を訪れた経験があり、子供たちを試合に招待してきた小国は「ボディーを効かされた時に、子どもたちの声援が聞こえて立ち直った」ことを明かした。

 現役世界王者の堤は、ジムの大先輩と対面し「坂本さんは人を沸かせる試合をする選手。坂本さんみたいにバタバタKOすることはできないが、人の心を動かすような選手になりたい」と笑顔。ライト級で4度世界に挑戦した坂本会長も、堤を「ナイスファイター。ファイターの見本ですよ」とたたえた。

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