◆サッカーW杯北中米大会 壮行試合 日本1―0アイスランド(31日・MUFG国立)

 アイスランド戦では、W杯メンバーから選外となったMF南野拓実(モナコ)、三笘薫(ブライトン)が務めた左シャドー(1トップ後方)の代役探しが注目ポイントだった。MF伊東が初めて同位置で先発したが、45分間の出場で不発。

本来右ウィングバック(WB)や右シャドーが主戦場でスピード、推進力が持ち味の伊東の前方に十分なスペースはなく、課題を残した。

 後半開始からは左WBの中村を1列上げ、終盤はFWの後藤もテストした。森保監督はこの日起用した3人について「完成度からすればまだまだ足りないところはあるが、テストとしては間違いなく今後につながる。相手との(実戦の)プレー機会で選手たちが感覚的にいい手応えをつかんでいると思う」と一定の評価を与え、向上の余地を残した。

 ただ、終了間際に相手ゴールをこじ開けたものの、左シャドーに関してはドリブル突破が持ち味の三笘、森保ジャパン最多の26得点をたたき出した南野の不在があらためて浮き彫りとなった。右鎖骨の骨折からの試合復帰を目指すMF鈴木唯人(フライブルク)の回復も待たれる中、14日(日本時間15日)のW杯初戦・オランダ戦まで残された時間は少ない。

 指揮官は「今日プレーした3人と周りのコンビネーションはW杯に向けて上がっていくと思う。我々の戦術の選択肢としては間違いなく手応えをつかめて、増やせた」と前向き。最適解を見つけられるかが、世界一へのカギとなる。(岩原 正幸)

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