2度目の綱取りとなる名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)に向けて大関・霧島(音羽山)が1日、東京・墨田区の部屋で稽古を再開した。午前9時前に稽古場に姿を現し、「よしやるぞ!」と気合を入れると部屋に緊張感の空気が漂った。

ストレッチやダンベルを持つなどトレーニングした。さらに、てっぽうや幕下以下の力士と胸を合わせた。「楽しくやれたけれどきつい。体がなまっているので動かすことを意識した」とうなずいた。

 夏場所千秋楽では小結・若隆景(荒汐)との優勝決定戦に敗れた。「決定戦で負けるのは初めて。こういう経験はしたくない。動画もあまり見返してはいない」と悔しさは残っているようだ。後半戦は失速し、平幕・琴栄峰(佐渡ケ嶽)にうっちゃりで勝つなど、危ない戦いが続きV逸につながった。「下から上がってきた力士にさすが大関という勝ち方をしないといけない」とほころびが決定戦につながったと分析していた。

 名古屋場所は24年初場所に続き2度目の綱取りとなる。「師匠にも言われたけど無理してやってもいけない。

大関取りもそうだけど1つ負けて落ち込まないことが大事。気楽に考えていきたい」と自然体で挑むことを強調した。

 先週の場所休みは充実していた。家族と茨城・つくば市へキャンプに出かけた。「娘の学校があるから長くは行けなかった」というが、英気を養った。さらに、知り合いの紹介で来日中のサッカー元フランス代表FWベンゼマ(アルヒラル)に会う機会があり、「パワーをもらった」と笑顔。5月31日はサッカー日本代表のアイスランド戦をテレビ観戦。「もちろん、W杯は日本を一番応援する」とすっかり森保ジャパンの虜になった。

 千秋楽から一夜明けた5月25日の朝は、長女・アヤゴーちゃんを小学校に送った際に「パパ優勝できなかったね…」と残念がられた。「支度部屋で万歳できなくて悪かった」。6月13日からのパリ公演に参加するが、それまでは部屋でみっちりと体をいじめ抜く。

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