絶体絶命のピンチでも冷静だった。日本ハム・柴田は0―1の4回2死満塁フルカウント。

名原をカーブで一ゴロに仕留め頬を緩めた。24年のドラ1で、球団のレジェンド・大谷の背中を追う二刀流が、「7番・投手」としてプロ入り初の「リアル二刀流」で先発出場。4回5安打1失点、プロ入り最多の88球を投じたが、プロ初勝利とはならなかった。「追加点を与えなかったことは次につながる。1軍の舞台で投げることができ、いい経験」と振り返った。

 打撃では2打数無安打も2回のプロ初打席で左中間最深部への左飛を放った。新庄監督は「1打席目いったかなと思った」と、あと数メートルで本塁打となる大飛球に目を丸くした。

 チームは延長12回に山県が適時2点二塁打を放ち勝ち越しに成功し、借金を1に減らした。午後11時を過ぎる死闘に指揮官は「すんげえ試合でしたね」と大興奮。総力戦を制し、勢いに乗る。(川上 晴輝)

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