◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人8―2ロッテ(5日・東京ドーム)

 しぶとく食らいついた。巨人・佐々木俊輔外野手(26)は、折れたバットとともに飛んだ打球が中前へ抜けていくのを確認すると、一塁ベース上で両拳を握りしめて絶叫。

ベンチに向けて「モンキーポーズ」を決めると、屈託のない笑顔で仲間の祝福に応えた。「先っぽに当たって前に飛んでくれたのでバットに感謝ですね」とはにかんだ。

 打線に火をつけた。1―0の6回。泉口、浦田の連打で無死一、三塁のチャンスを迎えた打席でロッテ・広池のチェンジアップを捉える中前適時打で今季最多タイ1イニング5得点の口火を切った。「最近僅差でピッチャーに苦労させているので、野手でなんとか援護したかった」。3年目の今季はこれで50試合目の出場で早くもキャリアハイの36本目の安打をマーク。クリーンアップで出場した試合では初めての適時打だ。5戦連続安打と状態は上向きだが、外野手争いはキャベッジ、松本剛、丸や中山と層は厚い。「まだ信頼があるわけではない中で今年はいろんなポジションをさせてもらっている。どこでもいけるようにはしています」と慢心はない。

 同世代の活躍が刺激になっている。

この日は同学年で同期の泉口、年下の浦田に続き、3連打で貴重な1点をもぎ取った。「浦田が出たらああやって足でかき回したりとか、そうやって何か塁に出たらやってくれるぞっていうのがある。そう思ってくれたら、すごい警戒されるバッターになれると思う」。若い選手が多い中で、互いに刺激を受けながらプレーしている。

 満足はしていない。「来年につなげたいなと思っているので、地道ではありますけど、辛抱強くやりたいなと思っていますね」。コツコツと努力と安打を積み重ねながら、信頼と実績を積み上げていく。(水上 智恵)

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