歌舞伎俳優の尾上右近が6日、都内で自主公演「第十回『研の會』」(9月5、6日に大阪・国立文楽劇場、10月2、3日に東京・明治座)の記者会見を行った。

 かねてより公表していた通り、10回目となる今年がファイナル公演。

「芸阿呆」「鷺娘」「春興鏡獅子」を上演する。感慨深げな右近は「会見でどんな話をしようか考えていたら眠れなかった」と涙ぐむ場面も。

 「こういう役者になりたい思いとあまりに力の足りない現実。その道に近づくために、自分から踏み出さなければならない、と思った」と振り返る。そして「確実にいえることは、自主公演を10回続けられたことは僕にとってかけがえのない自信になっている」と手応え。明治座にした理由も「できる限り広い会場にしたかった」と説明した。

 右近は自主公演での実績が実を結び、近年では東京・歌舞伎座を始め、歌舞伎の本公演での大役が増えている。成長著しい若手俳優の一人。

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