6月6日で、映画「国宝」(李相日監督)が封切られてちょうど1年。200億円を超えた興収を始め、観客動員など多くの数字を塗り替え、社会現象を起こした。
昨年の手帳を確認すると見たのは公開約2か月前の4月1日。記憶が間違っていなれば、マスコミ試写の最初だったと思う。現在、歌舞伎と映画の両方を取材していることもあり、少しでも早く見ておかなければ、という気持ちもあった。正直、こわいもの見たさの気持ちがあったのは否めない。
昨年4月の取材ノートを見返す。試写中に取ったメモが残っている。ミミズのはったような、走り書きだ。冒頭のシーンについて触れている。「永瀬の芝居、静の狂気」とある。ところが、この後、ノートに文字はなく、真っ白だ。作品に引き込まれてその世界に没入し、気づけば2時間55分の上映が終わっていたからだ。
見終わると、配給する東宝の映画宣伝に感想を求められた。「国宝」に限らず、見てすぐの感情を言葉にするのが苦手だ。心の中が整理されておらず、カオスの状態。一言二言しか感想は言えなかった。しかし、見終わったあの日の夕方は、感情を揺さぶれ、打ちのめされ、魂を抜かれたような余韻。試写をやっていた建物の1階でしばらく、一人でぽつんと座っていた。
何分過ぎたころだろうか。今度は通り掛かった東宝の演劇宣伝の人から「大丈夫ですか?」と声を掛けられた。ぼんやり、放心状態で座っている記者の姿を見て心配になったらしい。
改めて思うのは社会現象になるような名作は、公開された後、見た人の感動が雪だるまのように膨らみ、また別の生命力、持久力を兼ね備え、躍動し続ける、ということだ。一方で、記者はその力に気圧され、肝心なものを見失った部分があったのではないか、という悔いを残していた。
6日からPrime Videoで「国宝」の見放題配信が始まった。

![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)




![VVS (初回盤) (BD) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51lAumaB-aL._SL500_.jpg)


