◆第108回全国高校野球選手権奈良大会 準決勝 奈良大付7―0橿原学院=7回コールド=(25日・さとやくスタジアム)

 奈良大付が2年ぶりの決勝進出を果たした。

 初回に2点を先制すると、2回に2点、4回にさらに3点を追加して7回コールドで快勝。

投げては川端壱心投手(2年)が会心の7回無失点投球を見せた。「決勝で頑張ってほしいので僕が投げ抜こう」と、この試合まで3試合連続で登板していたプロ注目のエース・新城楓雅投手(3年)の疲労を考慮したピッチングで勝利に導いた。

 今大会は4戦で計30得点。春季奈良大会では3回戦で智弁学園と当たり無得点で敗れたが、辻本泰盛主将(3年)は「新城が抑えてくれると信じている。きっちり1点でも2点でも多く取らなければならない」とチーム全体が打つことへの意識を変えた。夏の大会前から、「打つ方向」と「場面に応じたバッティング」を打席に入る前にイメージすることを意識づけて行うようになったという。「やることを決めると思い切って振れるようになった」。練習試合でもエースが抑えて勝ってきた奈良大付が、今度はつないで、粘って点を取るチームに進化した。

 田中一訓監督は「甲子園に出るとなれば状況をしっかり把握して、どういうバッティングが良いのかを考えなければいけない。そういった攻撃が相手にプレッシャーをかけていく」とチームの戦い方について言及した。

 決勝は天理と戦う。辻本主将は「奈良大付の粘りでなんとか1点、2点リードして勝てるような戦いをして勝ちたい」と気合を入れた。

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