◆ジャックルマロワ賞・仏G1(日本時間8月16日22時50分発走予定、ドーヴィル競馬場・直線芝1600メートル)

 JRA海外馬券発売対象の第105回ジャックルマロワ賞・G1は16日(日本時間22時50分発走)、フランス・ドーヴィル競馬場の芝直線1600メートルで行われる。武豊騎手(57)=栗東・フリー=は安田記念馬シックスペンスで18年ぶりに参戦。

当レース過去5度の騎乗経験があるレジェンドは「海外の芝も合いそうなイメージ」と自信を見せた。管理する田中博康調教師(40)=美浦=と、初めて食事を共にしたドーヴィルで頂点を狙う。

 “始まりの地”で新たな金字塔を打ち立てる。武豊騎手は、ジャックルマロワ賞にキズナ産駒のシックスペンスで挑戦。安田記念で初コンビを組み、“ユタカマジック”の先行策で初G1タイトルをもたらした相棒に「パドックで初めて乗ったけどパワーがあるなと思った。海外の芝も合いそうなイメージがあります」と期待を寄せた。

 ドーヴィル競馬場は90年にレジデントでモン・カニシー賞を制し、ヨーロッパ初勝利を挙げたコース。98年のモーリスドゲスト賞では、シーキングザパールと共に日本調教馬初の海外G1勝利も達成した思い出の舞台だ。自身も「大好きな競馬場。避暑地でゴルフが盛んだったり、優雅な雰囲気で競馬が行われている」と思い入れが強い。

 過去、ジャックルマロワ賞にはフランス調教馬で5回出場。08年にはナタゴラで2着に入る活躍を見せた。

それ以来の騎乗に「夏のビッグレースですからね。久しぶりに乗れるし、日本馬で挑戦できる。本当に楽しみ」と力を込めた。マイルの直線競馬という日本にはないコース形態にも「コーナーがあるより乗りやすい。スタートや枠を気にしなくていいし、気が楽ですよ」と余裕を漂わせた。

 8日には英国で国際騎手招待競走「シャーガーC」に出場。一時帰国し、11日には札幌でトークショーを経て、今度はフランスへ。総移動距離は4万キロを超える。57歳にはタフなスケジュールになるが「慣れているからね。飛行機の中では映画を見たりして過ごしてますよ」と、どこ吹く風。「全く衰えは感じない」との言葉に偽りはない。

 98年タイキシャトル以来の日本調教馬V、そして16年にエイシンヒカリと手にしたイスパーン賞以来、自身10個目の海外G1タイトルへ。

「今が(キャリアの)ピークだと思う」と話すレジェンドから目が離せない。(角田 晨)

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