◆第21回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会最終日 ▽決勝(14日、長嶋茂雄記念岩名球場)

 女子野球のクラブチーム日本一を決める決勝が行われ、ZENKO(埼玉)が阪神タイガースWomen(兵庫)を7―3で破って2年連続3度目の優勝を決めた。前日午前9時にプレーボールしたが、雨のため3回途中で中断し14日へ継続試合に。

試合が終わったのが午後7時となる、34時間“日またぎ決勝”で栄冠をつかんだ。

 午後1時、ZENKOが5―0とリードした3回表2死二塁から阪神の攻撃で再開された試合。しかしすぐに雨に見舞われて中断し、午後6時に再度プレーボール、7時すぎにようやく勝負がつくと、ZENKOナインは抱き合って喜んだ。

 日本代表の選手や監督として国際大会でのスケジュール変更に慣れている中島梨紗監督でさえ、「2日間、めちゃくちゃ長かったです」と驚いたロングゲーム。再開の見えない待機中には、一度選手の集中力を切らせてリラックスさせると、ナインはベンチで即席の言葉遊びゲームをはじめて盛り上がった。2日間にわたって4回2安打と好投した先発の左川楓も、「あのゲームで一致団結した」と明かす。左川は今大会、準々決勝と決勝に登板して計10回を3失点で抑え大会MVPを受賞。「ここに来て調子が良くなってきたので、打たせて取れた。打者のみなさんに助けていただいたおかげ」と感謝した。

 打線は決勝以外の4試合いずれもコールド勝ちと好調。今季から元日本代表の川端友紀が助監督としてサポートしたことで、主将の坂口英里は、「めちゃくちゃ影響あります。足や体の使い方、守備も教えてもらって」と感謝する。

次の目標は、制覇したことのない10月の全日本選手権との2冠。ナインは降り始めた雨の中、「ここがゴールでない。もっとうまく、強いチームになれる」とたたえた中島監督を胴上げして、喜びに浸った。

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