◆米大リーグ ドジャース―パドレス(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレス・松井裕樹投手(30)が24日(日本時間25日)、楽天時代に同僚だった辛島航投手(35)の現役引退について言及した。

 松井が楽天に入団してからパドレスに移籍するまでの14~23年にともにプレー。

先発と抑えという違いはあったが、同じ左腕として切磋琢磨(せっさたくま)し、オフには一緒に自主トレをするほど仲もよかった。

 21日(同22日)にサンディエゴからロサンゼルスに移動する車内で約1時間電話をして報告を受けたという松井は「本当に思い入れの強い先輩だったので、さみしいですね。(1時間の電話で)そこ(引退)に至るまでの話とかをさせてもらいました。思うところを伝えてもらったりとか」と引退を惜しんだ。

 辛島は松井にとって5学年年上の先輩。「最初は本当に怖かった。顔が怖いじゃないですか(笑い)」と最初は圧倒されていたが、徐々に距離を詰めていき、「辛島さんゴルフ好きなんで、オフに毎年下手くそな僕にゴルフを教えてくれた」と大好きな兄貴分の1人となった。

 忘れられない思い出もある。「辛島さん普段ウィニングボールを絶対にもらわないんですけど。いつも『いらない』と言うけど…」。辛島が先発して勝利投手になった試合を抑えとして松井が締めくくることも珍しいことではなかった。通常、ウィニングボールは先発投手の手に渡ることが多く、抑えの松井が手渡すことも多かったが「試合前に1回だけ『きょう勝ったらくれ』と言われたことがあって。

知り合いの子供が闘病しているということで。そういうときに欲しがっていた。なんか意外というか、そういうのがありました」と辛島の人間味あふれるエピソードも明かしていた。

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