◆米大リーグ ナ・リーグ地区シリーズ ブルワーズ―パドレス(3日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 MLBポストシーズン(PS)の地区シリーズが開幕。ナ・リーグ中地区王者で第1シードのブルワーズと、ワイルドカードシリーズ(WCS)でカブスを下して勝ち上がったパドレス(第4シード)が対戦。

ブルワーズのエース、“怪物”ジェーコブ・ミジオロウスキー(24)が先発し、4回まで4安打2失点6奪三振で降板した。勝敗はつかなかった。

 先頭のタティスへの初球は104・8マイル(約168・7キロ)といきなり全開。100マイル台を3球続け、スライダーで空振り三振を奪った。2番ハリスにはファウルで3球粘られたが二ゴロ。3番マチャドには一転して変化球中心で攻めたがスライダーを打たれて左翼線二塁打。だが4番フランスには直球3連投から速度差40キロのカーブで空振り三振を奪った。初回25球で16球が100マイル超だった。

 2回は先頭のメリルをカーブで3球三振としたが、ボガーツに三遊間深くへの内野安打で出塁を許した。サラスにコンパクトなスイングで中前打を打たれて1死一、三塁とされると、カンプサノにも右前へ3連打となる適時打を打たれ、先制点を奪われた。なお一、三塁で9番クロネンワースは一ゴロにしとめたが、本塁送球がセーフとなり2失点目(記録は野選)。1番タティスは投ゴロ、2番ハリスを打ち取り、2点先行を許す形となった。

この回の100マイル超は18球で計34球となった。

 3回、4回とも無失点。100マイル超は52球にまで積み上がっていたが、2―2の4回限りでマウンドを譲った。88球と球数がかさんでいたこともあり、次回登板へ無理をさせなかった。

 レギュラーシーズンでは圧巻の成績を残した。自慢の速球は今季、1115球で100マイル(160・9キロ)以上を記録。防御率1・80、252奪三振、WHIP0・80(1イニングあたりに許した出塁数)でMLB全体1位。勝利数(16)は2つ届かず投手3冠はならなかったが、サイ・ヤング賞は「当確」だ。

 前人未踏の記録が今シリーズで期待されている。MLB公式サイトによると、これまでのポストシーズンの“1シリーズ”で記録された100マイル超の投球数は「56」。これをミジオロウスキー1人が1試合だけで超えてしまう可能性があったが、4球届かなかった。

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