「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ」(11月12~15日・東京D)に日本代表として選出された巨人・竹丸和幸投手(24)が19日、G球場で国際球を用いた練習を開始した。不慣れなボールへの順応もカギにとなるが、本戦に生きる「対応力の高さ」を、担当の北村優衣記者が「見た」。
竹丸は変化に動じることなく、むしろ新たな始まりを楽しんでいるようだった。この日、NPBで使用する統一球よりも滑りやすいとされる国際球を用いた練習を開始。「徐々に慣れていければいいかなと思います」とカーブを交えながら丁寧にキャッチボールを行い、その後、傾斜で6球を投じた。試運転の15分間でボールの大きさ、指のかかりの違いを感じ取り、笑顔で練習を終えた。
11日のCS第1ステージ第2戦(東京D)でDeNAに敗れ敗退となった後、大会球を1箱抱え帰路に就いていたが、実際にきちんと握るのはこの日が初めて。初のボールに、これまでとは感覚も違うはずだが「そのうち慣れるんじゃないですかね」と意に介さず、むしろ落ち着いた表情だった。
22登板で11勝9敗、防御率3・27と、新人王筆頭候補に挙がる存在感を示した今季。思い返せば「高い対応力」は一貫していた。春季キャンプでは登板ごとに課題を修正し、内海投手コーチを「対応力がある」とうならせたほど。ペナントレースでは右打者対策の一手としてカットボールを本格解禁するなど、模索しながら改良を続けてきた。どんなに球数を重ねても、勝負どころではギアを上げて150キロ超えを連発。その場に合わせて最善の選択を行う手先の器用さは、年間通して変わらなかった。
チームの勝ち頭としてルーキーイヤーを駆け抜け、さらに11月にも実戦機会があることによって、疲労が蓄積するのは間違いないだろう。しかし同年代の好投手が集う侍ジャパンの一員として過ごすことで、新しい引き出しが増える可能性も大いにある。井口監督からも「チームの主力として」と、左腕エースとしての活躍を期待される。適応力の高い竹丸なら、日の丸を背負うにふさわしい姿へ状態を仕上げてきてくれるはずだ。(巨人投手担当・北村 優衣)










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