中日の松葉貴大投手が29日、名古屋市内の選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億円でサインした(金額は推定)。

 昨季は、初の規定投球回に到達。

23試合で7勝11敗、防御率2・72をマーク。同年に取得した国内FA権を公使したが、熟考の末に残留を決断した。しかし、複数年契約を結んだ今季は3試合の登板にとどまり、0勝1敗、防御率5・63に終わった。「プロ野球人生で一番ふがいないシーズンだった。去年とは雲泥の差の1年だった」と、悔しさをにじませた。

 来季は、工藤公康新監督が指揮を執る。「アマチュアの時に、目標としていた選手」と同じ左腕で、47歳まで現役だったレジェンドに羨望(せんぼう)のまなざしを向けた。

 来年8月は37歳になる。阪神・西勇や日本ハム・中島ら同学年の選手が、今季限りで現役を引退した。仲間からエールをもらった左腕は、「1年でも長く現役でいられるように。(工藤さんに)たくさん話を聞きたいし、一発目の実戦で、使いたいと思ってもらえる結果を出したい」と巻き返しの15年目へ、言葉に力を込めた。

 中日は松葉が今季の契約更改一番乗りとなった。

編集部おすすめ