◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(1日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 午前8時10分のスタートを前に出場チームの当日変更選手が決まった。

 出雲駅伝4区で区間新・区間賞の新妻遼己(はるき、1年)を3区(11・9キロ)に投入した。

「令和の三羽ガラス」と呼ばれる本田桜二郎(1年)は1区(9・5キロ)、増子陽太(2年)は2区(11・1キロ)に予定通り出場し「三羽ガラス」が、いきなり1~3区でそろい踏みとなる。エースの鈴木琉胤(るい、2年)は5区(12・4キロ)に起用された。エース区間の7区(17・6キロ)は山口竣平(3年)、最長の最終8区(19・7キロ)は工藤慎作(4年)が予定通りに出陣。前半は爆発力のあるルーキー、後半は実績のある主力を配して2冠を目指す。

 出雲駅伝2位の国学院大はエースで主将の野中恒亨(ひろみち、4年)をエース区間の7区に投入した。主力の辻原輝(ひかる、4年)を3区(11・9キロ)、飯国新太(3年)を4区(11・8キロ)に起用。定石通りのオーダーで2年ぶり2回目の優勝を狙う。

 出雲駅伝4位の順大は池間凛斗(りいと、3年)が3区(11・9キロ)、山本悠(3年)が5区(12・4キロ)に起用された。その一方で主力のひとりの井上朋哉(2年)は補欠のまま出番なしとなった。

 出雲駅伝5位の中大は、成長株の三宅悠斗(2年)が5区(12・4キロ)、主将の藤田大智(4年)が8区(19・7キロ)に入った。箱根駅伝2年連続3区区間賞の本間颯(4年)は補欠のまま出番なし。本間は出雲駅伝も欠場しており、3大駅伝は箱根駅伝1本で勝負することになった。

 前回の全日本大学駅伝覇者で出雲駅伝7位の駒大は3区(11・9キロ)に牟田凜太(2年)、5区(12・4キロ)に植阪嶺児(4年)が入った。

 青学大は出雲駅伝では関東最下位の11位に終わったが、原晋監督(59)は「やるぜ大作戦」を掲げて「優勝を目指します」と宣言。前日の会見で公言した通り、現地入りは8人だけで当日変更を行わなかった。

 約2週間前の箱根駅伝予選会(10月17日)でトップ通過した東洋大は、予選会の個人ハーフマラソンで全体4位、日本人歴代トップの1時間1分5秒と力走した宮崎優(3年)を4区(11・8キロ)に投入した。

 いよいよ、スタート直前となった全日本大学駅伝。開幕戦の出雲駅伝で優勝した早大、同2位の国学院大、同4位の順大、スピードランナーがそろう中大が優勝争いの軸になる。出雲駅伝では関東最下位の11位に終わったが、箱根駅伝では最近12年間で優勝9回と抜群の強さを誇る青学大は伊勢路で巻き返しを図る。前回大会覇者で全日本大学駅伝で最多の17回優勝の駒大、駅伝巧者の創価大、帝京大も流れに乗れば上位争い、あるいは優勝争いに加わる力がある。約2週間前の箱根駅伝予選会を戦った東洋大、中央学院大、東海大など疲労回復が鍵になる。

 全日本大学駅伝は2018年から区間割が大きく変更され、7区が2番目に長い17・6キロ、最終8区が最長の19・7キロとなった。駅伝は「先手必勝」が鉄則だが、主力選手を序盤の区間に投入するか、終盤の長い区間に残すか、各校の戦略も大会の見所だ。

 主なチームの出場選手は以下の通り。

【 】は当日変更で欠場する選手。

◇早大(出雲駅伝優勝)

▽1区( 9・5キロ)本田桜二郎(1年)

▽2区(11・1キロ)増子 陽太(1年)

▽3区(11・9キロ)新妻 遼己(1年)【吉倉ナヤブ直希(3年)】

▽4区(11・8キロ)小平 敦之(4年)

▽5区(12・4キロ)鈴木 琉胤(2年)【山田 晃央(2年)】

▽6区(12・8キロ)堀野 正太(2年)

▽7区(17・6キロ)山口 竣平(3年)

▽8区(19・7キロ)工藤 慎作(4年)

◇国学院大(出雲駅伝2位)

▽1区( 9・5キロ)尾熊 迅斗(3年)

▽2区(11・1キロ)浅野 結太(3年)

▽3区(11・9キロ)辻原 輝 (4年)【塚本 瑞起(3年)】

▽4区(11・8キロ)飯国 新太(3年)【田中 愛睦(4年)】

▽5区(12・4キロ)鼻野木悠翔(3年)

▽6区(12・8キロ)吉田蔵之介(4年)

▽7区(17・6キロ)野中 恒亨(4年)【和久井夏輝(2年)】

▽8区(19・7キロ)高石 樹 (2年)

◇順大(出雲駅伝4位)

▽1区( 9・5キロ)大野 聖登(4年)

▽2区(11・1キロ)吉岡 大翔(4年)

▽3区(11・9キロ)池間 凛斗(3年)【佐藤 賢仁(1年)】

▽4区(11・8キロ)今井 悠貴(3年)

▽5区(12・4キロ)山本 悠 (3年)【前田 結人(1年)】

▽6区(12・8キロ)永原 颯磨(3年)

▽7区(17・6キロ)玉目  陸(3年)

▽8区(19・7キロ)小林  侑世(4年)

◇中大(出雲駅伝5位)

▽1区( 9・5キロ)簡  子傑(1年)

▽2区(11・1キロ)栗村 凌 (1年)

▽3区(11・9キロ)佐藤 大介(3年)

▽4区(11・8キロ)柴田 大地(4年)

▽5区(12・4キロ)三宅 悠斗(2年)【浜口 大和(2年)】

▽6区(12・8キロ)並川 颯太(3年)

▽7区(17・6キロ)岡田 開成(3年)

▽8区(19・7キロ)藤田 大智(4年)【原田 望睦(3年)】

◇駒大(出雲駅伝7位)

▽1区( 9・5キロ)上岡 煌 (2年)

▽2区(11・1キロ)鈴木 大翔(1年)

▽3区(11・9キロ)牟田 凜太(2年)【小山 翔也(4年)】

▽4区(11・8キロ)池谷 陸斗(1年)

▽5区(12・4キロ)植阪 嶺児(4年)【安原 海晴(4年)】

▽6区(12・8キロ)菅谷 希弥(2年)

▽7区(17・6キロ)桑田 駿介(3年)

▽8区(19・7キロ)新谷 倖生(4年)

◇青学大(出雲駅伝11位)

▽1区( 9・5キロ)榲山 一颯(2年)

▽2区(11・1キロ)石川 浩輝(2年)

▽3区(11・9キロ)松田 煌希(3年)

▽4区(11・8キロ)黒田  然(3年)

▽5区(12・4キロ)小河原陽琉(3年)

▽6区(12・8キロ)飯田 翔大(3年)

▽7区(17・6キロ)平松 享祐(4年)

▽8区(19・7キロ)鳥井 健太(4年)

 大会ルールでは10月7日に選手16人を登録。その中から10月29日正午までに1~8区の選手と補欠5人を登録。レース当日の11月1日の午前6時10~30分に区間登録選手と補欠登録選手を3人まで交代できる。区間登録選手同士の変更はできない。

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