全米野球記者協会(BBWAA)は2日(日本時間3日)、今季のサイ・ヤング賞の最終候補各リーグ3人を発表し、ドジャース・山本由伸投手(28)は入らなかった。両リーグのサイ・ヤング賞は、11日(同12日)に発表予定。

ナ・リーグの最終候補には、ミジオロウスキー(ブルワーズ)、セール(ブレーブス)、サンチェス(フィリーズ)の3人が入った。

 メジャー3年目となった山本は、誰もが認めるドジャースのエースに成長。今季はドジャースでただ一人先発ローテを守り抜いて、米自己最多の14勝を挙げ、防御率2・53はリーグ3位だった。レギュラーシーズンでは全28試合で5回以上を投げ、うち、クオリティースタート(QS=6回以上を投げ、自責点3以下)クリアは22度。安定感は際立っていた。それでも最終候補3人に入ることはできなかった。

 これまで日本人投手がだれもつかむことのできなかったサイ・ヤング賞。山本もシーズン前には、「素晴らしい賞、記録だと思うので、投票してもらえるような投球をしたいです」と意欲を示し、前半戦終了後の7月には「特別な賞だと思うので、毎試合いい投球をしないと近づけないと思う。そこを目標の一つにして頑張りたいなと思います。ほかもすごい選手がたくさんいますし、とにかく必死に頑張りたいと思います」と意気込んでいた。昨季は最終候補に入っていたが、日本人初のサイ・ヤング賞は来季以降にお預けとなった。

 今季の最有力は、ブルワーズのエースとしてワールドシリーズ制覇に導いたジェーコブ・ミジオロウスキー投手(24)だ。

今年6月には最速105・5マイル(約169・8キロ)をマークした剛腕で、メジャー2年目の今季は30登板で16勝5敗。防御率1・80と252奪三振はいずれも両リーグトップだった。山本も「本当に全部すごいです。見たことない。変化球も速いですし、見たことのないようなピッチャーですね」と口にする圧巻の投手で、頭一つ抜けた存在だ。

 37歳左腕のセールは14勝9敗、防御率2・16。29歳左腕のサンチェスも18勝7敗で最多勝に輝き、防御率2・91をマークした。

 これまで、日本人投手では、サイ・ヤング賞投票の上位3位(最終候補)に入ったのは、13年2位ダルビッシュ(レンジャーズ)、同3位岩隈(マリナーズ)、20年2位ダルビッシュ(カブス)、同2位前田(ツインズ)、25年3位山本(ドジャース)の5度。今季は、ア・リーグの最終候補3人にも日本人は入らなかった。

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