ゲストは、住友不動産ハウジング株式会社 戸建「新築そっくりさん」事業本部東京事業所長の関川信治(せきがわ しんじ)さんです。住宅リフォームブランド「新築そっくりさん」と注文住宅事業を統合し、2025年4月に新たに設立した住友不動産ハウジング。

事業がはじまる背景や、業界トップを誇るサービスのこだわりをうかがいました。

安心の完全定価制と、30年間“全壊・半壊ゼロ”の強さ

関川 住友不動産ハウジングは、30年にわたり実績を積み上げてきた住宅リフォームの「新築そっくりさん」事業と、高品質の商品で展開する注文住宅事業部を統合し、昨年4月に新会社として設立しました。

住宅リフォームで強く・やさしく・快適に。30年間の実績を誇る...の画像はこちら >>

西田 関川さんはリフォーム部門なんですね。「新築そっくりさん」はいつからはじまったんですか?

関川 阪神淡路大震災の翌年からはじまりました。震災でたくさんの住宅が被災して、古い建物には構造的に重大な欠陥があったことがわかりました。しかし、建て替えたくてもその費用を準備できる方は少なかったんです。そこで、建て替えにかかる半分の費用で地震にも強い住宅に再生できないかと考えました。また、一般的なリフォームは費用がいくらかかるかわからないため、完全定価制の仕組みづくりができたらという課題もありました。

西田 課題がふたつも与えられたんですね。完全定価制ってすごくないですか?

関川 実際に工事を開始してみると、家の土台が腐っていたり、柱がシロアリに食べられていたり、不測の事態があったりします。それでも、契約時点で取り決めた金額以上の追加請求は一切しないというものでした。

西田 それって最初から、こっそり積み上げておく作戦じゃないんですか?

関川 わたしたちもプロなので、シロアリの被害や雨漏りの雨染みなどといった痕跡から、必要な経費を見積もります。そして不測の事態があったときは、利益を削ってでも最初にお約束した金額を守っております。

住宅リフォームで強く・やさしく・快適に。30年間の実績を誇る新築そっくりさん

西田 覚悟を感じますね。阪神淡路大震災がきっかけだったからこそ、地震に強いリフォーム。これについても詳しくお聞かせください。

関川 この30年間で18万棟の耐震補強工事を行ってきましたが、全壊・半壊ゼロを達成しています。

西田 「新築そっくりさん」は綺麗になるだけではなく、背骨もしっかりつくっているんですね。日本ではリフォームが盛んになってきているということですが、業界的に「新築そっくりさん」はどれくらいの規模なんですか?

関川 大規模リフォームの受注実績は業界ナンバーワンです。マンションも、12年間ナンバーワンを誇ってます。

断熱リフォームで、魔法瓶のようなお家に変身!

西田 今の日本の住宅は、断熱性能があまり良くないとお聞きしました。

関川 現在、住宅の約8割が断熱性能を満たしていないと言われています。「新築そっくりさん」の断熱リフォームは、熱の出入りを減らして、冷暖房に使うエネルギーを少なくする工事を行います。家を魔法瓶のようにするイメージです。

西田 具体的にはどのようなことをするんですか?

関川 家の床や壁、天井の断熱材を入れ替えたり、サッシを入れ替えたり、内窓を設置したりすることで、夏は涼しく冬は暖かく、環境にもやさしい住宅をつくっております。

西田 内窓というのは、二重窓にするということですね。結露にもいいですね。

住宅リフォームで強く・やさしく・快適に。30年間の実績を誇る新築そっくりさん

関川 日本で排出するCO2のうち、1/7が家庭から出ていると言われています。そして、家庭から出るCO2の¼は、冷暖房によるエネルギーの消費なんです。

西田 住宅の断熱性能を高めると、確実にエネルギーは減らせますね。CO2削減にそれぞれの家が大きく貢献できると。自治体や国の補助金も活用できるとお聞きしました。

関川 そうなんです。条件にもよりますが、断熱材や高性能の窓、玄関ドアなどといった、省エネ効果が期待できる建材を使うことによって、補助金が出るケースがあります。

西田 今後の展望を教えてください。

関川 全国各地で「住まいのリフォーム博」というイベントや、リフォーム工事をされたお客様の家で現場見学会を開くなど、日本の住宅の8割以上が断熱基準を満たしていないという現状を踏まえ、断熱リフォームの必要性を広くみなさんに知っていただけるよう、取り組みを続けていきたいです。

住宅リフォームで強く・やさしく・快適に。30年間の実績を誇る新築そっくりさん

(TBSラジオ『見事なお仕事』より抜粋)

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